シャンプーの選び方

シャンプーの種類

今使っているそのシャンプー、どうやって選びましたか？

『ブランド』『香りがいい』『ＣＭを見てなんとなく』『嫁が特売で買ってきた』

実はシャンプー選びは育毛剤選びよりも重要と言っても過言ではありません。まずはシャンプーに対する知識・選び方を知っていきましょう。

シャンプーは、その成分から大きく3種類に分けることが出来ます。

高級アルコール系シャンプー

・現在市場に出回っているシャンプーはこれに分類され、最も一般的
・動植物油脂などから作られた界面活性剤が入っていて洗浄力が強い
・安価で製造可能、泡立ちも香りもよく生産者・消費者とも「使いやすい」
（＊高級とは分子量が大きいことを表し、高価・優良という意味ではない）

例：資生堂シャンプー　TSUBAKI（つばき）など

石けん系シャンプー

・洗浄力が強いが肌への刺激が弱い。
・アルカリ性なので髪がゴワゴワしやすく、よくすすぐ必要がある
・酸性リンスの使用が必須
・頭皮に優しいが洗浄力が強く、皮脂の分泌が多い人向け

例：「太陽油脂　ナチュロンシャンプー」など

アミノ酸系シャンプー

・アミノ酸から作られる界面活性剤を使用、洗浄力はやや弱い
・肌への刺激が低い
・頭皮に優しいため2度洗いしても頭皮にダメージになりにくい
・アミノ酸が髪を包んでくれる。
・リンス不要のものが多い

例：「ライカ　スカルプDシャンプー」など

シャンプーの上手な見分け方

シャンプーの種類は、シャンプー容器の『成分表示』で見分けられます。

シャンプーは薬事法によって「全成分表示」に配合濃度の高い順番に成分表示する事が義務づけられています。「水」などを除いて一番はじめに書かれているものがそのシャンプーの主成分です。

高級アルコール系シャンプー

・ラウリル硫酸～～
・ラウレス硫酸～～

ラウリル硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸塩・ラウレス硫酸ナトリウム等の表記があったら高級アルコール系シャンプーです。

アミノ酸系シャンプー

・ココイル～～
・コカミド～～
・ココアン～～

上記成分はヤシ油脂肪酸を意味しています。これらが主成分ならアミノ酸系シャンプー。これらが主成分でなかったら『アミノ酸配合』と書いてあってもアミノ酸系シャンプーではありません。

石けん系シャンプー

・石ケン素地
・カリ石ケン素地

そのままですが、石けん素地とあれば石けん系シャンプーです。

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シャンプーはどれを選べばよいのか

アミノ酸系　＞　石けん系　＞　高級アルコール系　です。

高級アルコール系シャンプーに含まれる「ラウリル硫酸ナトリウム」は、肌に刺激を与える可能性がある138種類の成分、「表示指定成分」にも指定されていて、泡立ちをよくする反面脂を分解する力が強く、湿疹などの原因とされています。

「ラウレス硫酸ナトリウム」はラウリル硫酸ナトリウムより弱い成分ですが、育毛をしようとする人が使うにはやはり刺激が強いですので高級アルコール系シャンプーは避けた方がいいでしょう。

石けん系は洗浄力が強いにもかかわらず頭皮への刺激が弱いため、脂漏性脱毛症で頭皮が皮脂でベタベタの人にはおすすめです。

ただし石けんはアルカリ性なので洗い上がりがゴワゴワしやすく、頭皮に残らないようしっかりすすぐことと、アミノ酸系のリンスを使って髪を弱酸性に戻してあげることが必須です。

そしてアミノ酸系ですが、他に比べて洗浄力がやや弱いものの、体の成分に近い「アミノ酸」を使用しているため頭皮への刺激が少ない事が特長です。

そのため2度洗いしても頭皮のダメージが少なく済みます。また髪をアミノ酸で包んでくれるため、日常生活における髪へのダメージも軽減してくれます。

他と比べて若干高いというデメリットがありますが、頭皮のことを考えたらアミノ酸を使うのが一番でしょう。

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